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機能性ディスペプシアってご存知ですか?

はせがわクリニック 院長 長谷川俊之です。
今回は、胃の病気である「機能性ディスペプシア」について少しお話します。
 
皆様は、「胃の痛み」や「胃もたれ」が続いて辛い経験はありますか?
特に強いストレスがかかった後や
高脂肪食や辛すぎる食事、多量の食事を摂られた後に自覚されることが多いのですが
これらの症状がしばらく数日は続くことがあります。
 
胃の辛い症状から胃潰瘍や胃癌ではないかと心配されて、クリニックを受診される方が多くみられます。
しかし、実際に胃カメラを行って診るも
痛みの原因となる胃潰瘍や胃癌はなく、胃炎もそれほど強くないことがあります。
この病気が「機能性ディスペプシア」です。
 
機能性ディスペプシアの原因は、ストレスや食べ物(コーヒーや高脂肪食)の影響により
胃の動きが悪くなったことが挙げられます。
そのため、胃の上部で食べ物が長時間停滞したり
少しの胃の拡張で痛みを感じやすくなったりして、胃の辛い症状が出現します。
 
治療の基本は、ストレスや食べ物(コーヒーや高脂肪食)を避けること、適度な運動をすることです。
それに加えて、胃の動きを改善させるお薬「アコファイド」が効く方も多くみられます。
このアコファイドを毎食前に内服すると、胃もたれや胃痛症状が改善されることが多いです。
ただ、アコファイドを医療保険で処方するためには、必ず事前に胃カメラで胃の中を確認する必要があります。
 
辛い「胃の痛み」や「胃もたれ」が続く方は是非とも当院へご相談下さい。
胃カメラ検査や内服治療を一緒に考えていきましょう。
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