はせがわクリニック 院長 長谷川俊之です。
40℃近くの非常に暑い日々が続いていますが、
当院では、日々の診療において検査の効率及び精度の向上を目指して
院内の検査機器のAI化を進めてきました。
最初に、胸部レントゲンのAI化「CXR-AID」を導入しました。
こちらのAI機能は普段の診療における胸部レントゲンだけでなく
健康診断や肺がん検診の全ての胸部レントゲンでAI診断を行っています。
肺炎や肺腫瘤の際に患者様に分かりやすい様に病変のマーキングがされるので
患者様への説明にも大変役に立っています。
ついで、内視鏡にもAI機能「CAD EYE」を導入しました。
この機能に関しては以前のブログでも説明しました。
最近では多くの病院や内視鏡クリニックにも普通に導入されている機能です。
今回、新たに当院ではエコーにもAI化「DeepInsight」を導入しました。
このAI機能はレントゲンや内視鏡とは違って、
病変部分をマーキングしてくれることはありません。
ではどのようなことをしてくれるのでしょうか?
エコー検査において一番大切なことは、
患者様の身体内部を出来るだけ鮮明な画像で描出することで
細かい異常(病変)まで拾い上げることです。
そのためには、電気ノイズの除去やフォーカスの調節を行う必要があります。
この調節をAIのディープラーニング用いて開発しされたソフトが自動で調節するため
鮮明な画像を短時間で描出することが可能となりました。
これからも、当院では高度医療機器を導入して
精度の高い、的確な診断治療を続けていきたいと思っています。